読書:不安に負けない気持ちの整理術

前回と同じシリーズの本。

 

頭の良い人はこういう思考をしているんだなあという内容で、書いてあることは素晴らしく実践できればよい結果が出そうだが、それが出来れば苦労しない!という本。

 

「なぜそれが出来ないのか?」が深掘りされないので、やはりnot for meな本。仕事がうまく行かずちょっと人生に疲れたという人が読むとヒントが貰えるかも。トラウマを抱えて休職するような人にはまだ早い、自己啓発ではなくまずは心理学の本を読むべきだと思う。

 

著者は東京大学医学を現役で合格したそうだが、頭が良い人は視点が違うという話で一つ思い出したことがある。

将棋棋士渡辺明九段という方がいる。その人がある日、息子さんに将棋に問題を解かせたが全然解けなくてびっくりしたそうだ。曰く、本人が小学生の時にそんな問題は簡単に解けたとのこと。当たり前だと思っていたことが、その時に初めて自分には特別な才能があると自覚できたらしい。

 

今回の休職を通して学んだことの一つとして、自分は他人と違うので自分のペースで生きていこうということ。なので頭の良い人のマネはしない、しかし自分でも使えそうな部分だけは活用していこうと思う。読書ってそういうものだと思う。